2011年4月4日月曜日

トモダチ作戦

少し前の新聞記事ですが、とても納得させられる話しだったので、
改めてご紹介いたします。
以下、3月26日の産経新聞から抜粋しました。

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 東日本大震災の救 援活動「オペレーション・トモダチ(トモダチ作戦)」に当たる在日米軍で、「友」と日本語で刺繍(ししゅう)されたワッペンをジャケットにつける隊員が増 えている。ワッペンは、米海軍関係者と長年親交のあった日本人が救援活動に感銘を受けて製作し、「日米の架け橋になれば」と無償で提供したものだった。(大竹直樹)



記事本文の続き  「トモダチ作戦という名前を聞いて涙が止まらなくなった。お礼の気持ちからワッペンを作ろうと、手がすぐに動いた」。そう語るのは、「友」ワッペンを考案 した月刊誌「航空ファン」編集部員の雨宮隆太さん。妻の亜希美さん(33)が運営するインターネットの航空グッズショップを通じて、台湾の刺繍工場に発注 し、14日から製作にとりかかった。
 デザインは雨宮さんが担当。「トモダチ」をイメージし、日の丸の中央に「友」という漢字を置いた。「がんばろう日本」という文字を添えたのは、「被災された方も『アメリカ人が助けにきた』とすぐに分かり、被災者にも安心が伝わると思ったから」という。
  厚木基地(神奈川県綾瀬市)で開かれる航空祭での通訳やボランティアなどを通じ米軍と親交を深めてきた雨宮さんはこれまでに1千枚を基地の部隊に無償提 供。その後も、各部隊から「こんなにフレンドシップを感じるものはない」「みんなでつけて頑張るから全員分ほしい。原価だけでも払いたい」と追加注文が殺 到したという。
 原価は1枚約400円だが、1枚1ドルで9千枚を提供することにしたという。

「友」ワッペンが報道されると、「ぜひほしい」という、一般からの問い合わせが相次いだため、1枚千円でチャリティー販売することも始めた。製作コストなどを除いた利益の全額を東日本大震災の義援金として寄付するという。
 ワッペンには「Don’t give up!」という英文も添えられている。雨宮さんは「部隊の結束力を高める効果が期待されるなど、ワッペンの力は大きい。日本人の気持ちを理解してもらい、救援活動に尽力してほしい」と話している。

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袖にワッペン1枚を縫い付けたことで、さらに米軍の結束力が高まったという。
この威力というか効力には、正直、凄いな〜と思った。
ちょっとした思いつきだろうけど、とても素晴らしいですね。
デザインや企画を考える上で、口コミと同様にイロイロなヒントになりそうです。
こういう感性は、常に持っていたいものです。

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